まほら会計税理士事務所

上場までの流れ

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事業をさらに拡大するための資金の調達のために株式公開を行い、上場を目指す企業様が増えています。しかし、上場には多くの準備期間が必要になります。この記事では、上場のメリットと企業の上場の流れについてご説明します。

〇上場のメリット
①資金調達がしやすくなる
上場を行うことで資金調達がしやすくなります。企業の将来性に期待した投資家、投資機関により株式が購入され、それにより多くの資金を調達することができます。

②社会的信用が増す
上場を行うことで企業の社会的信用が増します。上場するには、証券取引所の審査をパスしなければなりません。証券取引所がその企業を認めたということになるので社会的信用が増すのです。

③人材の確保がしやすくなる
社会的信用だけでなく、知名度も上昇するため結果として人材も確保しやすくなります。

〇上場までの流れ
次に上場までの流れをご説明します。

①株式上場方針決定時期(上場の2~3年前)
この時期には会計監査を行う監査法人と主幹事証券会社を決めなければなりません。主幹事証券会社とは、上場に関して申請会社を支援する業務を行う証券会社である「幹事証券会社」の中でも、中心となって申請会社の上場を支援する証券会社のことです。これらを決定し、さらに既存株主に対して上場することへの合意をとる必要もあります。

②株式上場準備時期(上場の1年前)
監査法人と主幹事証券会社を決定すると本格的な上場に向けての準備が始まります。
この時期には、上場準備企業の組織を上場企業に相応しい組織体制へと変える具体的な手続きや実務作業を行います。
例えば、資本政策の立案、内部統制の整備を進めるための規程などの整備、経理体制の整備、上場申請書類作成のための情報整理などを行います。

③株式上場直前時期(上場の直前期)
上場直前には、監査法人が会計監査を行います。監査法人が適正意見を表明した後、最終的な上場作業が始まります。具体的には、上場市場を決定し、今まで調整してきた資本政策と会社の事業計画から、株式をどのくらい売り出すのかなどを主幹事証券会社と相談をしながら決定します。その次に、証券取引所の最終的な審査を受けます。その後、有価証券届出書や目論見書などの必要書類を提出して、上場日を迎えることになります。

上場の流れは以上のようなものです。

まほら会計税理士事務所は、目黒区、渋谷区、港区、新宿区を中心に会社設立、上場支援、税務相談、相続相談など様々なサービスを提供し、皆様のお手伝いをしております。
上場に関してお困りの際は、ぜひまほら会計税理士事務所にご相談ください。